福江島の西端にある「大瀬崎灯台」。
断崖の先に立つ白い灯台と、周囲に広がる東シナ海の景色は、まさに「最果ての地」という言葉がぴったりの絶景スポットです。
ただし、福江港から車で約1時間かかるうえ、灯台まで歩いて行く場合は山道を往復する必要があります。
灯台まで歩く場合の所要時間は往復約1時間。行きは下りが中心ですが、帰りは上りになるため、想像以上に体力を使います。
小さな子ども連れなら、無理に灯台まで歩かず、展望所から景色を楽しむのもおすすめです。
この記事では、五島出身の筆者が実際に訪れた経験をもとに、アクセス・駐車場・所要時間・遊歩道の様子・服装や持ち物・子連れで訪れる際の注意点などを紹介します。
「大瀬崎灯台まで歩いてみたいけど、どれくらい大変?」
「展望所だけでも楽しめる?」
そんな方疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
大瀬崎灯台とは?
大瀬崎灯台は、福江島の西端に位置する灯台です。
周囲には東シナ海が広がり、灯台へ向かう遊歩道を歩いた先では、五島の大自然を間近に感じることができます。
大瀬崎灯台の魅力は、灯台そのものだけではありません。
灯台の周囲に広がる海と断崖、そして山道を抜けて灯台にたどり着いたときに見える景色は、とても印象に残ります。
私自身、初めて大瀬崎灯台へ行ったのは小学校高学年の頃だったと思います。
大人になってから改めて訪れても、山道を歩いた先に灯台が見えたときの達成感は大きく、「ここまで来てよかった」と感じる場所でした。
大瀬崎灯台へのアクセス
大瀬崎灯台は、福江港から車で約1時間です。
福江市街地からも距離があるため、公共交通機関だけで観光するよりも、レンタカーなど車を利用したほうが便利です。
大瀬崎灯台だけを目的にするのではなく、周辺の観光スポットとあわせて訪れると効率よく観光できます。
また、福江島でレンタカーを利用する場合は、特に夏休みなどの繁忙期には早めの予約がおすすめです。
五島旅行でレンタカーを利用する際の注意点については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
大瀬崎灯台周辺には展望所がある
大瀬崎灯台周辺には、灯台を眺めることができる展望所があります。
大瀬崎展望台
展望所には駐車場があるため、車を停めて景色を楽しむことができます。
展望台からの景色

また、展望所には、
- 駐車場
- トイレ
- 自動販売機
があります。
「灯台まで歩くのはちょっと大変そう」という方でも、展望所から大瀬崎の景色を楽しむことができます。
特に小さな子ども連れの場合や、時間に余裕がない場合は、無理に灯台まで歩かず展望所から景色を見るのもひとつの方法です。
大瀬崎灯台まで歩いて行く場合
展望所から車でさらに先へ進むと、展望台の利用者用の駐車場とは別に灯台まで歩いて行く人のための駐車場があります。
灯台まで歩く場合は、こちらに車を停めて遊歩道へ入ります。
ここからは車では進めないため、灯台まで徒歩で向かいます。
一本道になっているので、基本的に道に迷うことはありません。
ただし、舗装された道路を歩くわけではありません。
山の中を通る遊歩道には、舗装されていない場所もあります。
私が訪れたときは前日に雨が降っていたため、道がぬかるんでいる場所もありました。
そのため、大瀬崎灯台まで歩く場合は、歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
サンダルなどよりも、滑りにくく歩きやすい靴のほうが安心です。
大瀬崎灯台までの所要時間
私が実際に歩いたときは、行きが約20分、帰りが約40分かかりました。
行きは下り坂が多いため比較的歩きやすいのですが、帰りはその道を上って戻ることになります。
そのため、帰りのほうがかなり時間がかかりました。
目安としては、以下のように考えておくとよいでしょう。
| 区間 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 駐車場から灯台 | 約20分 |
| 灯台から駐車場 | 約40分 |
| 往復 | 約1時間 |
| 灯台での見学を含めた全体 | 約1時間30分~2時間 |
もちろん歩く速さや休憩時間によって変わります。
灯台周辺で写真を撮ったり、景色を眺めたりする時間も考えると、大瀬崎灯台まで歩く場合は1時間30分~2時間程度を予定しておくと安心です。
大瀬崎灯台へ行くときの服装・持ち物
大瀬崎灯台まで歩く場合は、少し準備をしておくことをおすすめします。
歩きやすい靴
最も重要なのが靴です。
遊歩道には舗装されていない場所もあるため、歩きやすい靴を選びましょう。
特に雨の翌日は、ぬかるんでいる場所があるため注意が必要です。
虫除けスプレー
夏場に訪れる場合は、虫除けスプレーも用意しておいたほうが安心です。
山の中を歩くため、私が訪れたときも蚊がいました。
特に夏は、虫対策をしてから歩くことをおすすめします。
水分
灯台まで歩くと往復で約1時間かかります。
さらに夏場は暑さもあるため、水分補給用の飲み物を持っていきましょう。
展望所には自動販売機がありますが、灯台まで歩く前に飲み物を用意しておくと安心です。
灯台近くでは携帯電話の電波に注意
大瀬崎灯台へ向かう際に、覚えておきたいのが携帯電話の電波です。
私が訪れたときは、灯台近くでは電話がつながりませんでした。
普段はスマートフォンが当たり前に使える場所でも、山道を歩いて灯台まで近づくと電波が届かないことがあります。
一本道なので道に迷う心配はそれほどありませんが、念のため灯台へ向かう前に必要な連絡や確認を済ませておくと安心です。
また、スマートフォンを地図代わりにする場合も、事前に場所を確認しておくことをおすすめします。
大瀬崎灯台は映画「悪人」のロケ地としても有名
大瀬崎灯台は、映画のロケ地としても知られています。
特に有名なのが、2010年に公開された映画「悪人」です。
映画の印象的なシーンのロケ地として大瀬崎灯台が登場しており、映画を見たことがある方なら、実際に訪れてみると「ここがあの場所か」と感じられるかもしれません。
五島列島は、これまでにも五島列島は、映画やドラマ、アニメなどの作品に登場しています。
例えば、映画「くちびるに歌を」や、ドラマ「ばらかもん」など、五島の風景が登場する作品もあります。
五島旅行の際には、こうした作品を見てから訪れると、普段とは少し違った視点で島の景色を楽しめるかもしれません。
大瀬崎灯台から見える景色はまさに絶景
大瀬崎灯台の最大の魅力は、やはり景色です。
山道を歩いて灯台へ向かい、ようやくたどり着いた先には、東シナ海の大海原が広がっています。
灯台周辺から見える景色は、本当に絶景です。
福江島の市街地とはまったく違った、荒々しく雄大な自然を感じることができます。
特に印象に残るのが、ここまで歩いてきたからこそ感じられる達成感です。
山道を下っていく途中では「まだかな」と思うこともありますが、灯台に着いて景色を見た瞬間、それまでの疲れが吹き飛ぶような感覚があります。
山道を抜けると見えてくる景色

「最果ての地」という表現がぴったりの場所です。
大瀬崎灯台そのものを見るだけでなく、そこへたどり着くまでの道のりも含めて楽しめる場所だと思います。
夕日を見るなら展望所がおすすめ
大瀬崎灯台は福江島の西端にあるため、ここから東シナ海に沈む夕日を見てみたいと思う方もいるでしょう。
私も、大瀬崎灯台から夕日を見てみたい場所だと思っています。
ただ、実際に灯台まで歩くことを考えると、夕日を見る場所としては展望所のほうがおすすめです。
理由は、日が沈んだ後に暗い山道を歩いて戻ることになるからです。
大瀬崎灯台までの遊歩道は、日中でも歩くのに時間がかかります。
その道を日没後の暗い時間に戻ることを考えると、特に初めて訪れる方にはおすすめしにくいです。
夕日を楽しみたいのであれば、車でアクセスしやすい展望所から見るほうが安心です。
大瀬崎灯台は子連れでも行ける?
大瀬崎灯台までの道は、小さな子ども連れにはあまりおすすめできません。
往復だけで約1時間かかり、しかも行きは下り、帰りは上りになります。
大人でも帰り道はかなりきつく感じるため、小さな子どもが自分で往復するのは大変です。
私自身、初めて大瀬崎灯台へ行ったのは小学校高学年だったと思います。
もちろん子どもの体力や年齢によっても変わりますが、小さな子ども連れの場合は無理をしないほうがよいでしょう。
その場合は、展望所から大瀬崎の景色を楽しむのがおすすめです。
「灯台まで行かなければ意味がない」ということはありません。
大瀬崎の雄大な景色を見るだけでも、十分に訪れる価値があります。
大瀬崎灯台の帰りに荒川温泉で疲れを癒すのもおすすめ
大瀬崎灯台まで歩いた後は、荒川温泉で疲れを癒すのもおすすめです。
福江市街地から大瀬崎灯台へ向かう途中には、荒川温泉があります。
大瀬崎灯台まで歩くと、往復で約1時間かかるため、特に帰り道は足に疲れを感じることもあります。
そんなときは、帰りに荒川温泉に立ち寄って、ゆっくり温泉に入るのもよいでしょう。
ただし、荒川温泉は改修工事のため、2026年8月31日から閉業する予定です。
2026年8月30日までは通常営業していますが、それ以降は温泉を利用できません。
荒川温泉の今後の予定
荒川温泉は改修後の再開が予定されています。
| 施設 | 開業予定 |
|---|---|
| 温泉施設 | 2027年夏 |
| 宿泊施設 | 2028年夏 |
開業時期は今後変更される可能性があります。
そのため、大瀬崎灯台と荒川温泉をあわせて訪れたい場合は、訪問時期に注意してください。
荒川の足湯なら気軽に立ち寄れる
「温泉に入る時間はない」という方には、荒川温泉のすぐ近くのバス停にある足湯もおすすめです。
荒川温泉足湯
営業時間 午前9:00~午後17:00


大瀬崎灯台まで歩いて疲れた足を、気軽に休めることができます。
温泉施設が休業している期間でも、足湯を利用できるかどうかは訪問時点の最新情報を確認することをおすすめします。
足湯を利用する場合は、タオルを持参しておくと安心です。
大瀬崎灯台は時間に余裕を持って訪れよう
大瀬崎灯台は、福江港から車で約1時間かかります。
さらに灯台まで歩く場合は、往復で約1時間。
灯台周辺で景色を眺めたり写真を撮ったりする時間も含めると、所要時間は1時間30分~2時間ほど見ておいたほうがよいでしょう。
そのため、五島旅行の日程がかなり詰まっている場合は、少し訪れにくい場所です。
個人的には、2泊3日くらいの少し余裕のある旅行日程で訪れるのがおすすめです。
福江島には大瀬崎灯台以外にも観光スポットがあるため、移動時間を考慮しながら予定を組みましょう。
1泊2日で五島を旅行する場合は、あらかじめ観光する場所を絞っておくことが大切です。
大瀬崎灯台は「行くのが大変」だからこそ訪れる価値がある
大瀬崎灯台は、気軽に立ち寄れる観光スポットではありません。
福江港から車で約1時間。
そこからさらに遊歩道を歩いて、灯台まで向かう必要があります。
行きは下りなので比較的歩きやすいものの、帰りは上りになるため、大人でもかなり体力を使います。
それでも、山道を抜けて灯台にたどり着いたときの達成感は格別です。
そして、灯台の周囲に広がる東シナ海と断崖の景色は、わざわざ時間をかけて訪れる価値があると思います。
五島の大自然を、ただ眺めるだけではなく、自分の足で歩いて肌で感じられる場所です。
「最果ての地」という言葉がぴったりの大瀬崎灯台。
五島旅行で時間に余裕がある方は、ぜひ訪れてみてください。
ただし、灯台まで歩く場合は、歩きやすい靴・水分・虫除けなどを準備し、帰り道の上り坂まで考えて余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
















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