「福江島に行くなら、本場の五島うどんを食べてみたい!」
そう思っても、「どのお店がおすすめ?」「名物の地獄炊きが食べられるお店は?」「ランチに立ち寄りやすいお店は?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私は五島出身で、帰省するたびに五島うどんを食べています。細麺ならではののどごしと、椿油を使った独特のコシは、五島を訪れたらぜひ味わってほしい名物グルメです。
この記事では、福江島で五島うどんが食べられるおすすめのお店や、名物「地獄炊き」の魅力、お土産におすすめの商品まで、五島出身者の視点で詳しく紹介します。
五島うどんとは?
五島うどんは、長崎県五島列島に古くから伝わる郷土料理です。
最大の特徴は、麺を延ばす際に椿油を使用すること。細麺ながらコシがあり、つるっとしたのどごしを楽しめます。
また、熱々の鍋でゆでながら食べる「地獄炊き」は五島を代表する食べ方として親しまれており、観光で訪れたらぜひ味わってほしい一品です。
私は五島出身ですが、子どもの頃から五島うどんを食べる機会が多く、帰省した際にも必ず食べたくなる郷土料理です。初めて食べる方は、まずは五島ならではの「地獄炊き」で味わってみることをおすすめします。
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五島うどんの特徴
椿油を使う伝統製法
五島うどんは、麺を延ばす工程で五島産の椿油を塗りながら何度も細く延ばしていく伝統製法で作られます。
一般的なうどんでは植物油を使うこともありますが、五島うどんは椿油を使用することで、麺同士がくっつきにくくなり、独特のなめらかな口当たりに仕上がります。
この製法は古くから受け継がれており、五島うどんならではの風味や食感を生み出しています。
細麺ならではのつるっとしたのどごし
五島うどんは、一般的な讃岐うどんなどと比べると細麺なのが特徴です。
細い麺ながらしっかりとした弾力があり、口に入れた瞬間のつるっとしたのどごしは、一度食べるとやみつきになるおいしさです。
暑い季節は冷たいうどん、寒い季節は地獄炊きなど、季節に合わせてさまざまな食べ方を楽しめます。
細麺なのにしっかりコシがある理由
「細い麺だと柔らかそう」という印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、五島うどんは細麺でありながら、もちっとした弾力としっかりしたコシがあります。
これは、生地を何度も熟成させながら丁寧に延ばす伝統製法と、椿油を使って仕上げる工程によるものです。
細くても煮崩れしにくいため、熱々の鍋で煮込みながら食べる地獄炊きにもよく合います。
五島うどんの歴史
五島うどんの歴史は古く、遣唐使の時代までさかのぼるともいわれています。
中国との交流が盛んだった五島列島では、小麦を使った麺文化が伝わり、その後、島の風土に合わせて独自の製法が発展しました。
江戸時代になると、五島列島で多く栽培されていた椿から採れる「椿油」を麺づくりに活用するようになり、現在の五島うどんの特徴である、細麺でコシがあり、つるっとしたのどごしが生まれたとされています。
また、五島列島は海に囲まれているため、古くから「あご(飛魚)」がよく獲れます。あごだしを使ったつゆとの相性も良く、現在では「五島うどん」と「あごだし」は切っても切れない組み合わせとして親しまれています。
現在でも昔ながらの手延べ製法を受け継ぐ製麺所が多く、五島列島を代表する郷土料理として、多くの観光客に親しまれています。
日本三大うどんの一つといわれる理由
五島うどんは、秋田県の稲庭うどん、香川県の讃岐うどんと並び、「日本三大うどん」の一つと紹介されることがあります。
五島うどんが高く評価されている理由は、次のような特徴があるためです。
- 椿油を使った全国でも珍しい手延べ製法
- 細麺でありながらしっかりとしたコシ
- つるっとしたなめらかなのどごし
- あごだしとの相性が抜群
- 名物「地獄炊き」という独自の食文化
これらは、他の地域のうどんにはない五島うどんならではの魅力です。
初めて福江島を訪れる方には、ぜひ地獄炊きやあごだしと一緒に味わい、五島ならではの食文化を体験してみてください。
名物「地獄炊き」とは?
地獄炊きは、五島うどんを代表する伝統的な食べ方です。
大きな鍋で麺をゆで続けながら、熱々の状態で食べるスタイルで、湯気が立ち上る様子がまるで地獄の釜のように見えることから「地獄炊き」と呼ばれるようになったといわれています。
一般的なうどんのように器へ盛り付けるのではなく、鍋から直接うどんをすくい上げ、そのままつけだれにつけて食べるのが特徴です。
煮崩れしにくい五島うどんにぴったりの食べ方と言えます。
地獄炊きの食べ方
地獄炊きは、お店によって多少異なりますが、一般的には次の2種類の食べ方で楽しまれています。
あごだしにつけて食べる
五島列島名産の「あご(飛魚)」からとっただしにつけて食べる方法です。
あごだしは上品でやさしい旨味があり、五島うどんのつるっとしたのどごしを引き立ててくれます。
生卵と醤油につけて食べる
溶いた生卵に醤油を加え、お好みで薬味を入れて食べる方法です。
卵が麺によく絡み、まろやかな味わいになります。
途中であごだしと食べ比べると、味の違いも楽しめます。
初めて食べるなら地獄炊きがおすすめ
五島うどんには、かけうどんや肉うどんなどさまざまなメニューがありますが、初めて食べるならぜひ地獄炊きをおすすめします。
シンプルな食べ方だからこそ、椿油を使った手延べ麺ならではのコシや、つるっとしたのどごしを存分に味わうことができ、「五島うどんらしさ」を一番感じられる食べ方だと思っています。
五島出身者が特におすすめする2店舗
福江島には五島うどんを味わえるお店が数多くありますが、その中でも初めて五島うどんを食べる方におすすめしたい2店舗を紹介します。
どちらも私が実際に訪れたことのあるお店で、観光の途中にも立ち寄りやすい場所にあります。
おっどん亭|製麺所直営で本場の五島うどんを味わえる人気店
おすすめメニュー:地獄炊きうどん(人気No.1)
営業時間:11:00~14:15
定休日:火曜日
駐車場:あり
おっどん亭は、昔ながらの伝統製法で五島うどんを製造する「中本製麺」直営の食堂です。福江港から車で約10分とアクセスしやすく、観光のランチにもぴったりのお店です。
注文はセルフサービス方式で、店内入口の券売機で食券を購入し、注文口で店員さんに渡します。料理ができあがると番号で呼ばれるので、カウンターまで受け取りに行くスタイルです。
観光客はもちろん、地元の方にも人気があり、特に土日や連休のお昼時は混雑することがあります。待ち時間を少なくしたい方は、開店直後の来店がおすすめです。
初めて訪れるなら、ぜひ人気No.1の「地獄炊きうどん」を味わってみてください。熱々の鍋でゆでた五島うどんを、あごだしや卵につけて食べる五島ならではの名物料理で、細麺ならではのつるっとしたのどごしと、しっかりしたコシを楽しめます。
また、五島うどん以外にも定食や丼ものなどメニューが豊富なので、家族連れやグループでも利用しやすいのも魅力です。
店内には製麺工場併設ならではの物販コーナーがあり、五島うどんをはじめとした地元の特産品を購入できます。旅行のお土産はもちろん、自宅用に購入すれば、旅の思い出を家でも楽しめます。
鬼岳四季の里|鬼岳観光とあわせて立ち寄りたいランチスポット
おすすめメニュー:五島牛肉うどん(人気No.1)
営業時間:11:00~14:00
定休日:年末年始
駐車場:あり
鬼岳四季の里は、鬼岳の麓にある喫茶・お土産店です。福江港から車で約15分、鬼岳のすぐそばにあるため、鬼岳観光とあわせて立ち寄りやすい人気スポットです。
店内では、名物の五島うどんをはじめ、地元の特産品やお土産を販売しています。観光を楽しんだあとにランチを食べたり、お土産を購入したりと、一度に楽しめるのが魅力です。
おすすめは、人気No.1メニューの「五島牛肉うどん」。五島うどんと五島牛を一度に味わえる贅沢な一杯で、観光で訪れた方にも人気があります。
夏にはかき氷も販売されるため、暑い時期に鬼岳を散策した後の休憩にもぴったりです。
お土産におすすめの五島うどん
福江島で本場の五島うどんを味わうと、「家でも食べたい」「家族や友人にも買って帰りたい」と思う方も多いでしょう。
五島うどんは乾麺なので日持ちしやすく、お土産にも人気があります。自宅用はもちろん、贈り物としても喜ばれる五島を代表する特産品です。
ここでは、私がおすすめする五島うどんと、購入できる場所を紹介します。
中本製麺の五島うどん
おっどん亭を運営する中本製麺では、お店で提供している五島うどんをお土産として購入できます。
昔ながらの手延べ製法で作られた細麺は、つるっとしたのどごしと、しっかりしたコシが特徴です。
自宅では、あごだしでシンプルに味わうのはもちろん、お店で食べた地獄炊きを再現して楽しむのもおすすめです。
乾麺なので保存しやすく、旅行後も五島の味を楽しめます。
私も帰省した際には、自宅用や知人へのお土産として購入することがあります。自宅で食べると、福江島での旅を思い出せるお気に入りのお土産です。
あごだし付きセットなら初めての方でも安心
初めて五島うどんを購入する方には、あごだしがセットになった商品がおすすめです。
五島うどんは、麺だけでなく飛魚(あご)からとった上品なだしも大きな魅力です。
だし付きの商品なら、お店で食べたような味を自宅でも手軽に再現できます。
家族へのお土産や贈答用としても人気があります。
店頭には五島うどんの麵だけの商品も一緒に並んでいるので、あごだし付きかどうかきちんと確認しましょう。筆者はうっかりあごだしの付いていない五島うどんの麺を買って帰りがっかりしたことがあります。
また、あごだしスープの素だけでも販売されておりうどんだけでなく、お吸い物などに利用することができます。
あごだし特有の優しい味わいをぜひご自宅でもお楽しみください。
五島うどんはどこで買える?
福江島では、五島うどんを購入できる場所が数多くあります。
おすすめの購入場所は次のとおりです。
| 購入場所 | 特徴 |
|---|---|
| おっどん亭 | 製麺所直営。食事後にそのまま購入できる |
| 福江港ターミナル | 帰りのフェリー前に購入しやすい |
| 五島つばき空港 | 飛行機に乗る直前でも購入できる |
| お土産店・物産館 | 種類が豊富で食べ比べもしやすい |
| スーパー | 地元の人も購入する商品が並ぶことがある |
旅行の最終日に空港や港で購入できるため、「買い忘れた」という心配も少ないでしょう。
通販なら帰宅後でも購入できる
旅行中に荷物を増やしたくない方や、帰宅後にもう一度食べたくなった方は、通販を利用するのもおすすめです。
五島うどんは日持ちする乾麺が多く、さまざまな種類の商品が販売されています。
「旅行中に買い足りなかった」「家族にも送りたい」という方は、通販も活用してみてください。
福江島で五島うどんを食べるときのポイント
福江島には五島うどんを提供するお店が数多くありますが、観光シーズンは混雑したり、営業時間が限られていたりするため、事前に知っておきたいポイントがあります。
ここでは、私が帰省するたびに感じる「失敗しないためのコツ」を紹介します。
ランチ営業のみのお店が多い
福江島で五島うどんを提供しているお店は、11時頃から14時頃までのランチ営業のみという店舗が多くあります。
例えば、「おっどん亭」は11:00~14:30、「鬼岳四季の里」の喫茶コーナーは11:00~14:00(ラストオーダー13:30)と、お昼の時間帯だけ営業しています。
そのため、
- 鬼岳観光の前後にランチを予定する
- 福江港に到着したら早めに昼食を済ませる
- 午後2時以降になる場合は営業状況を事前に確認する
といったスケジュールを立てるのがおすすめです。
特に観光スポットを巡っていると時間があっという間に過ぎてしまうため、「観光してからランチ」と考えていると営業終了時間に間に合わないこともあります。
私も帰省した際は、まずランチの時間を決めてから観光ルートを組むようにしています。その方が、食べたいお店に行けず後悔することがありません。
人気店は開店直後がおすすめ
福江島で人気の五島うどん店は、観光シーズンや土日・連休になると多くの人でにぎわいます。
「おっどん亭」や「鬼岳四季の里」は、地元の方にも観光客にも人気があり、お昼時には待ち時間が発生することもあります。
混雑を避けたい場合は、開店直後の11時頃に訪れるのがおすすめです。
開店直後であれば比較的ゆっくり食事を楽しめることが多く、その後の鬼岳や堂崎天主堂、高浜海水浴場などの観光にもスムーズに出発できます。
また、ゴールデンウィークや夏休み、お盆などの繁忙期は、通常より混雑しやすいため、時間に余裕を持ったスケジュールを立てておくと安心です。
五島うどんは福江島を代表するご当地グルメです。せっかく旅行で訪れるなら、時間に追われることなく、本場ならではの味をゆっくり楽しんでみてください。
五島うどんについてよくある質問
福江島で本場の五島うどんを楽しもう
福江島を訪れるなら、ぜひ本場の五島うどんを味わってみてください。
五島うどんは、椿油を使った伝統製法による細麺と、つるっとしたのどごし、しっかりとしたコシが魅力です。初めて食べる方には、麺本来のおいしさを楽しめる名物「地獄炊き」がおすすめです。
今回紹介したお店をもう一度まとめると、次のようになります。
| お店 | おすすめポイント |
|---|---|
| おっどん亭 | 製麺所直営。名物の地獄炊きが味わえる人気店 |
| 鬼岳四季の里 | 鬼岳観光とあわせて立ち寄れる。五島牛肉うどんも人気 |
私は五島出身ですが、帰省するたびに五島うどんを食べています。子どもの頃から親しんできた味ですが、大人になった今でも「やっぱり五島うどんはおいしい」と感じる、地元の自慢の郷土料理です。
福江島には五島うどん以外にも、五島牛や新鮮な海の幸、美しい海や教会など、魅力的な観光スポットがたくさんあります。ぜひ、おいしい五島うどんを味わいながら、福江島ならではの景色や食文化も満喫してください。
今回紹介したお店は、どちらもレンタカーがあるとアクセスしやすく、鬼岳や堂崎天主堂、高浜海水浴場などの人気観光スポットも効率よく巡れます。福江島を満喫したい方は、レンタカーを利用して観光プランを立ててみてください。











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